世界くんのタカラモノ
──パタンと玄関扉が閉まって3分後だった。俺がアイスコーヒーを入れていると子供達がじっと俺を見上げている。
「なんだよ?」
「なぁ、パパー、遊んで」
「僕もー、お外行きたい」
(早速公園催促かよ……しゃあねぇな)
俺はスマホを持ち上げると『大型公園 子供 喜ぶ 』で検索をかけていく。スクロールしていけば、ここから車で30分ほどのところの公園がママさん達の評価が高い。
「お、いいとこあった」
「パパー、なあに?」
「僕にも見せてー」
俺は公園の画像を子供達の目線に合わせて見せてやると、すぐに宇宙も銀河もニカッと笑った。
「パパー、俺虫取りしたい」
「僕は砂遊び」
「おっ、砂遊びいいな。銀河の案、採用な」
「えーっ」
「やったぁ」
宇宙が不貞腐れ、銀河が嬉しそうにするとすぐき庭に砂遊びセットを取りに駆け出した。
「パパ、俺虫捕まえたいよー」
「やめとけ。足が二本以上あるヤツは俺は嫌いだ」
「虫なんてみんな4本以上あるじゃん!この間テレビで見たバッタ先生みたいにバッタ捕まえたいっ」
(バッタ先生ね……)
「なんだよ?」
「なぁ、パパー、遊んで」
「僕もー、お外行きたい」
(早速公園催促かよ……しゃあねぇな)
俺はスマホを持ち上げると『大型公園 子供 喜ぶ 』で検索をかけていく。スクロールしていけば、ここから車で30分ほどのところの公園がママさん達の評価が高い。
「お、いいとこあった」
「パパー、なあに?」
「僕にも見せてー」
俺は公園の画像を子供達の目線に合わせて見せてやると、すぐに宇宙も銀河もニカッと笑った。
「パパー、俺虫取りしたい」
「僕は砂遊び」
「おっ、砂遊びいいな。銀河の案、採用な」
「えーっ」
「やったぁ」
宇宙が不貞腐れ、銀河が嬉しそうにするとすぐき庭に砂遊びセットを取りに駆け出した。
「パパ、俺虫捕まえたいよー」
「やめとけ。足が二本以上あるヤツは俺は嫌いだ」
「虫なんてみんな4本以上あるじゃん!この間テレビで見たバッタ先生みたいにバッタ捕まえたいっ」
(バッタ先生ね……)