極甘悪魔な御曹司の溺愛は揺るがない【財閥御曹司シリーズ伊達家編】
「立てます。たまたま身体がふらついただけです。だから放して!」
売り言葉に買い言葉。周囲の目も気にせずやり合っていたが、頭がボーッとしてきて彼の胸に寄りかかった。
なんだか身体が熱くなって頭もふわふわしてる。
……本当に酔ったのかもしれない。
「大きな声を出すな。周りの人がびっくりするだろう? すみません、彼女の支払い、部屋付けでお願いします」
颯人さんはバーテンダーに目配せしてそう言うと、私を軽々と抱き上げて子供のように縦抱きにする。
「キャッ……ちょっ……なにするんですか!」
慌てて彼の首につかまり、文句を言った。
大人になってからこんな風に男性に抱っこされたのは初めてだ。
「愛音が歩けないから、俺が運んでるんだ。お姫さま抱っこの方がよかったか?」
彼の提案をきっぱりと拒否する。
「どっちも嫌です。下ろしてください。そのうち自分で歩けるようになりますから」
売り言葉に買い言葉。周囲の目も気にせずやり合っていたが、頭がボーッとしてきて彼の胸に寄りかかった。
なんだか身体が熱くなって頭もふわふわしてる。
……本当に酔ったのかもしれない。
「大きな声を出すな。周りの人がびっくりするだろう? すみません、彼女の支払い、部屋付けでお願いします」
颯人さんはバーテンダーに目配せしてそう言うと、私を軽々と抱き上げて子供のように縦抱きにする。
「キャッ……ちょっ……なにするんですか!」
慌てて彼の首につかまり、文句を言った。
大人になってからこんな風に男性に抱っこされたのは初めてだ。
「愛音が歩けないから、俺が運んでるんだ。お姫さま抱っこの方がよかったか?」
彼の提案をきっぱりと拒否する。
「どっちも嫌です。下ろしてください。そのうち自分で歩けるようになりますから」