極甘悪魔な御曹司の溺愛は揺るがない【財閥御曹司シリーズ伊達家編】
そんなことを思いながら歩いていたら、よく知った姿を見かけて足が止まった。
こちらに向かって歩いてくるカップルの男性の方は、何度見ても、今日一緒に誕生日のお祝いをするはずだった私の彼氏で……。
「翔平……くん?」
空港に向かっているはずじゃなかった?
彼は私の恋人の津島翔平くん。私の大学の先輩で、姉の高校時代の同級生だ。
長身で、さらりとした黒髪に柔和な顔立ちをした彼は、女性にとてもモテる。
姉の紹介で知り合い、ダメもとで私が『好きです。付き合ってください』と告白して、彼が『いいよ』と笑顔でオーケーしてくれた。
頭も顔もよくておまけに外資系IT企業のエリートで、私にはハイスペックすぎる彼。
でも今、翔平くんの隣には、アイボリーの甘いテイストのワンピースを着たミディアムヘアの女性がいる。
その女性が親しげに翔平くんの腕にしがみついていて不安になった。彼に姉妹がいるという話は聞いたことがない。
こちらに向かって歩いてくるカップルの男性の方は、何度見ても、今日一緒に誕生日のお祝いをするはずだった私の彼氏で……。
「翔平……くん?」
空港に向かっているはずじゃなかった?
彼は私の恋人の津島翔平くん。私の大学の先輩で、姉の高校時代の同級生だ。
長身で、さらりとした黒髪に柔和な顔立ちをした彼は、女性にとてもモテる。
姉の紹介で知り合い、ダメもとで私が『好きです。付き合ってください』と告白して、彼が『いいよ』と笑顔でオーケーしてくれた。
頭も顔もよくておまけに外資系IT企業のエリートで、私にはハイスペックすぎる彼。
でも今、翔平くんの隣には、アイボリーの甘いテイストのワンピースを着たミディアムヘアの女性がいる。
その女性が親しげに翔平くんの腕にしがみついていて不安になった。彼に姉妹がいるという話は聞いたことがない。