誓い~お前は俺が守る~
主な登場人物
八乙女(やおとめ) 天馬(てんま)(通称・天)◆
S高校三年。

チーム“神馬”のリーダー。
恋人である鈴蘭(すずらん)が生きがいのハイスペックイケメン。
喧嘩が強く、負けなし。
とてつもなく恐ろしく、今や最強の男。
だが………鈴蘭に嫌われることは死ぬより辛く、最大の苦痛。
なので、鈴蘭には頭が上がらない。


御園(みその) 浬人(りひと)
S高校三年。

チーム“神馬”の幹部メンバー。
趣味は勉強で、典型的なガリ勉。
牛乳瓶の底のような眼鏡をかけた、昔風の風貌。
だが眼鏡の下は、爽やかイケメン。
鈴蘭以外の女は苦手。
常にスマホを首から下げ、タブレットを抱き締めている。


山勢(やませ) スグル◆
S高校三年。

浬人と同じく、チーム“神馬”の幹部メンバー。
血も涙もない冷酷な男。
だが、とても可愛らしい顔をしている犬系男子。
天馬・浬人・鈴蘭のこと“だけは”大切に思っている。


宇佐神(うさかみ) 鈴蘭(通称・すず)◆
S高校三年。

天馬の恋人にして、チーム“神馬”の癒し。
容姿端麗で、尚且つ穏やかで優しい女神のような女。
喧嘩や争いが嫌いだが、数々のチームを束ねる総長だった兄がいる。
天馬の恋人でありながら、ブラコン気味。
その為、どうしても兄を頼ってしまう。


◆宇佐神 夏馬(なつめ)
不動産会社・社長。30歳。

ハイスペックで完璧な男。
だがとても狡猾な人間で、決して自分の手を汚さない。
鈴蘭を溺愛する、シスコン。
両親がいないため、鈴蘭と二人で暮らしている。

チーム“神馬”を作ったのは、元々夏馬。
その頃、数々の伝説を作った。
チーム“神馬”のリーダーでありながら、神馬を含めた数々のチームを束ねる有名な総長だった。


◆宇佐神 鈴馬(すずま)

夏馬と鈴蘭の父親。
心優しく、面倒見の良い男性。
鈴蘭が小5の時に、ある事件に巻き込まれて亡くなった。
この物語の、キーパーソン。

「家族は“血”じゃない。
その人と過ごしてきた“時間と関わり”だ。
だから俺にとって君は“家族”だ」が口ぐせだった。


天馬、浬人、スグルは、幼馴染み。
中一の頃━━━━天馬達三人は、夏馬に憧れてチーム“神馬”に入った時に夏馬と鈴蘭に出逢った。
(その頃夏馬はチームから離れていたが、顔はよく出していて鈴蘭も連れてきていたから)

話していく内に鈴蘭に惚れた、天馬。
夏馬に“すずが欲しいなら、神馬のリーダーになってみせろ”と言われ、三年でリーダーまでのし上がった。
(そして天馬は、夏馬以来の恐ろしい男と言われている)
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