誓い~お前は俺が守る~
「すず」

「ん?」

「一瞬、チューしよ?」

「………ん?(笑)
一瞬でいいの?(笑)」

「うん。
じゃねぇと……ヤバい」

「え?ヤバい?」

「うん」

「んー、なんだかよくわからないけど…
……………ん!」
鈴蘭が目を瞑り、天馬に向き直った。

(可愛い…/////
なんで、すずってこんな可愛いの?)
キス待ちしてる姿でさえも、可愛らしい。

天馬は鈴蘭の頬を包み込み、顔を寄せた。

口唇が重なって、チュッとリップ音が響いた。

フフ…と笑って、目を開けた鈴蘭。
上目遣いで、天馬を見上げた。

「………//////」
「ん?天くん?」

「もう…今日は“あいつ”出てこないよな?」

「え?」

「体調、落ち着いてる?」

「え?うん、大丈夫だよ!」

「じゃあ、いい?」

「え?何が?」
目をパチパチして見上げる鈴蘭を、そのまま押し倒した天馬。

「…………すず…したい…/////」
額と額をくっつけて囁いた。

「え……/////」

「だめ?」

「だめ…じゃない…け、ど……」

「んなら、いいよな?」
そう言って、再度口唇を重ねてきた。
天馬の口唇が、そのまま頬や首に落ちていく。

「んんっ!?
天くん、待って……!」
「やだ!
いいっつったじゃん……!」

「お風呂…せめて、シャワー……入りたいぃ…」

「だめ」

「天く…お願……/////」

「だから、だめ。
……………ほら、もう黙れよ…」
押し返す鈴蘭の手を掴み、カーペットに押しつけた。


冒されていく━━━━━━

鈴蘭は天馬に抱かれていると、何かに冒されている感覚になる。
身体中が熱くなって、何もわからなくなるのだ。


そして気づくと━━━━天馬の腕の中にいて包まれている。


「んー、すず…」
額に天馬の口唇が触れる。

「んん…」

「すず…好き……」

「ん…私も……好き…」

「はぁ…離れたくねぇ…」

「うん…」

抱き締める天馬に、鈴蘭もしがみついていた。
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