誓い~お前は俺が守る~
すずは俺が守る
「……………でも、実際に守ってくれてたのは……
天くん達なんだよね?
私、当たり前に守られてて気づいてなかった。
天くんは特に、こんな私の傍にいていつも守ってくれた!
ごめんね!
こんな大切なことに、ずっと気づかなかった……!」
天馬達が、ゆっくり頭を横に振る。
「天くん、浬人くん、スグルくん」
「「「ん?」」」
「受け入れるよ!
私、これからも三人と、ここにいるみんなとずーっと仲間でいたい!!」
「「「すず……」」」
「「「すずちゃん…!」」」
「天くん!!」
「ん?」
ゆっくり天馬に向き直る、鈴蘭。
「もう一度、私と付き合ってください!!」
「………おぅ!
俺の方こそ、よろしくな!!」
鈴蘭が天馬に抱きつき、天馬は力強く抱き締めた。
その後、天馬と鈴蘭は夏馬に会いに行った。
「━━━━━そうか。
すずは、それでいいのか?」
天馬達の罪を受け入れ、もう一度交際することにしたと話した天馬と鈴蘭。
夏馬は、呆れたように息を吐いて鈴蘭を見た。
「うん!もう、決めたの!」
鈴蘭の真っ直ぐな視線に、夏馬は再度ため息をついた。
「…………わかった」
「にぃに?」
「すずが“幸せになれるなら”認めてやるよ」
「夏馬さん!」
「にぃに!」
「「ありがとう!」」
「ただ、すず」
「ん?」
「もう……“父さんを頼るな”」
「え?」
「“この意味”わかるよな?」
「………うん!」
「浦川が言ってただろ?
お前は、人格をコントロールしてるって。
………ってことは、出来るよな?
父さんを出さずに、生活すること」
「うん」
「父さんが亡くなったのが、あまりにも突然だったからな。
お前はそれを受け入れられなくて、父さんを造りだした。
でも、天を受け入れられたっつうことは、父さんの死も受け入れられたってことだろ?」
「うん、大丈夫!」
微笑む鈴蘭に、夏馬も微笑み天馬を見据えた。
「わかった。
………………あと、天」
「はい」
「わかってると思うが……」
「“もう”傷つけません!
すずは、俺が守ります!!
全身全霊で!!」
「ん」
天馬の力強い視線。
夏馬が大きく、頷いた。
天くん達なんだよね?
私、当たり前に守られてて気づいてなかった。
天くんは特に、こんな私の傍にいていつも守ってくれた!
ごめんね!
こんな大切なことに、ずっと気づかなかった……!」
天馬達が、ゆっくり頭を横に振る。
「天くん、浬人くん、スグルくん」
「「「ん?」」」
「受け入れるよ!
私、これからも三人と、ここにいるみんなとずーっと仲間でいたい!!」
「「「すず……」」」
「「「すずちゃん…!」」」
「天くん!!」
「ん?」
ゆっくり天馬に向き直る、鈴蘭。
「もう一度、私と付き合ってください!!」
「………おぅ!
俺の方こそ、よろしくな!!」
鈴蘭が天馬に抱きつき、天馬は力強く抱き締めた。
その後、天馬と鈴蘭は夏馬に会いに行った。
「━━━━━そうか。
すずは、それでいいのか?」
天馬達の罪を受け入れ、もう一度交際することにしたと話した天馬と鈴蘭。
夏馬は、呆れたように息を吐いて鈴蘭を見た。
「うん!もう、決めたの!」
鈴蘭の真っ直ぐな視線に、夏馬は再度ため息をついた。
「…………わかった」
「にぃに?」
「すずが“幸せになれるなら”認めてやるよ」
「夏馬さん!」
「にぃに!」
「「ありがとう!」」
「ただ、すず」
「ん?」
「もう……“父さんを頼るな”」
「え?」
「“この意味”わかるよな?」
「………うん!」
「浦川が言ってただろ?
お前は、人格をコントロールしてるって。
………ってことは、出来るよな?
父さんを出さずに、生活すること」
「うん」
「父さんが亡くなったのが、あまりにも突然だったからな。
お前はそれを受け入れられなくて、父さんを造りだした。
でも、天を受け入れられたっつうことは、父さんの死も受け入れられたってことだろ?」
「うん、大丈夫!」
微笑む鈴蘭に、夏馬も微笑み天馬を見据えた。
「わかった。
………………あと、天」
「はい」
「わかってると思うが……」
「“もう”傷つけません!
すずは、俺が守ります!!
全身全霊で!!」
「ん」
天馬の力強い視線。
夏馬が大きく、頷いた。