非・溺愛宣言~なのに今夜も腕の中~
「俺は普段、なかなか寝られないんだよ。でも昨夜は、お前のあほ面見てたら、いつの間にか朝だったんだよなぁ。不思議なこともあるもんだ」
「あ、あほ面―?!」
湊斗は、頬を膨らませて叫ぶ一毬の肩に手を回すと、ぐっと抱き寄せる。
「まぁ一毬は、今日から俺専用の抱き枕ってことで」
耳元で艶っぽくささやく声に、一毬は目を白黒させ卒倒しそうになる。
「ちょ、ちょ、ちょっと……。その無駄に色気を振りまくの、やめてください。身が持ちません!」
「ん? なんだよ、それぐらいで。お前、恋人がいたんだろ?」
口から泡を吹き出しそうにのぼせた一毬を見て、湊斗が不思議そうな顔をする。
「い、いましたけど。二回しか会ってなくて……。その、男性経験は皆無というか……」
「は?! 二回?!」
湊斗が叫び、牧のまん丸な目がバックミラーに映った。
「あ、あほ面―?!」
湊斗は、頬を膨らませて叫ぶ一毬の肩に手を回すと、ぐっと抱き寄せる。
「まぁ一毬は、今日から俺専用の抱き枕ってことで」
耳元で艶っぽくささやく声に、一毬は目を白黒させ卒倒しそうになる。
「ちょ、ちょ、ちょっと……。その無駄に色気を振りまくの、やめてください。身が持ちません!」
「ん? なんだよ、それぐらいで。お前、恋人がいたんだろ?」
口から泡を吹き出しそうにのぼせた一毬を見て、湊斗が不思議そうな顔をする。
「い、いましたけど。二回しか会ってなくて……。その、男性経験は皆無というか……」
「は?! 二回?!」
湊斗が叫び、牧のまん丸な目がバックミラーに映った。