非・溺愛宣言~なのに今夜も腕の中~
一毬はため息をつくと皺にならないようスーツをハンガーにかけ、ベッドサイドの間接照明のみを残し寝室を暗くする。
湊斗を起こさないように静かに近づくと、そっと寝具をめくって足を入れた。
心臓はドキドキとしているのに、隣から伝わってくる湊斗の熱を感じていると、いつもすぐに心地良い眠りに誘われてしまう。
うつらうつらしていると寝返りをうった湊斗が手を伸ばし、一毬は急にぎゅっと抱きすくめられた。
「み、湊斗さん……?」
小さく声を出すが、湊斗からは一定のリズムですーすーと寝息が聞こえるばかりだ。
「もう、ちゃんと熟睡してるじゃない! どこが“なかなか寝られない”なのよ!」
一毬は口をとがらせると、湊斗の綺麗な寝顔を恨めしそうに下から見上げる。
再びドキドキと早くなる鼓動を感じながら、一毬は湊斗のTシャツの胸元を両手で掴むと、温かい胸にぎゅっと顔をうずめた。
湊斗を起こさないように静かに近づくと、そっと寝具をめくって足を入れた。
心臓はドキドキとしているのに、隣から伝わってくる湊斗の熱を感じていると、いつもすぐに心地良い眠りに誘われてしまう。
うつらうつらしていると寝返りをうった湊斗が手を伸ばし、一毬は急にぎゅっと抱きすくめられた。
「み、湊斗さん……?」
小さく声を出すが、湊斗からは一定のリズムですーすーと寝息が聞こえるばかりだ。
「もう、ちゃんと熟睡してるじゃない! どこが“なかなか寝られない”なのよ!」
一毬は口をとがらせると、湊斗の綺麗な寝顔を恨めしそうに下から見上げる。
再びドキドキと早くなる鼓動を感じながら、一毬は湊斗のTシャツの胸元を両手で掴むと、温かい胸にぎゅっと顔をうずめた。