ワスレナグサ
りゅーがと平仮名で書かれたその人物は、年齢が26歳、三重県N市在住と書かれていた。

りゅーがはマメな性格らしく、mixiに登録してからほぼ毎日日記を書いていた。
幸いにもその日記は全体公開になっていて、星とカナは日記を最初から見た。

初めての日記のタイトルは、
「忘れられない…」。

内容を見ると、

「2000年3月15日、愛する人が亡くなった…。
何者かに殺された…。
犯人は未だに見つからない…。
警察はアテにはならないから、俺が絶対に犯人を見つけて実花の仇をとってやる!」

こんな事が書かれていた。

「カナ、これって…」

「ビンゴじゃん!」

星とカナは手を取り合って喜んだ‐。
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