さとうさん。

頭をかきながら
大きくため息をついて
浮かれる奴らから、
だいぶ離れて、あとに続いた。

と、その時、背後から
か細い声が聞こえた。


“ため息は、良くないな…”

おれは、背筋が凍るの感じた。

ゆっくり振り返ると
小柄な女子がいた。

(だれだ…こいつ……)

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