推しの歌い手さま~想像してたのと違うんだが…~
○春の遠足当日。朝の集合時間。学校のグランド。
青空が広がる学校のグランドに、リュックを背負った生徒達が集まっている。
グランドでキョロキョロと辺りを見回している穂香に、亜美が声をかけてきた。
亜美「おはよう。昨日の雨凄かったね?」
穂香はグランドがまだ濡れてるのを確認するように、足元を見つめる。
穂香「うん。止んで良かったけど、地面がぬるぬるしてそうじゃない?」
亜美が穂香の可愛い靴に気付いて、心配そうに足元を見た。
亜美「そうだね?穂香の靴可愛いのにドロドロになりそう」
穂香「亜美のリュックだって可愛いのに汚れちゃうよ?」
昨日の雨の話をしながら、始まるファッション披露会。
普段は学校指定のローファー。学校指定のバッグ。体育用の真っ白な運動靴。
遠足の日は自由とあって、山登りにも関わらず、できる限りのオシャレをしてきている女子生徒達。
亜美は穂香のリュックにぶら下がっている小さな男の子のぬいぐるみに気付く。
亜美「このぬいぐるみって誰?」
穂香「歌い手のK様なんだけど、知ってる?」
亜美は全く知らない雰囲気で首を横に振る。
亜美「ふーん。聞いたことないなぁ。その人が好きなの?」
すると穂香が嬉しそうに答えた。
穂香「うんっ!!」
今時、男の子のキャラクター1つを取っても、アニメ、ゲーム、アイドルなど、多種多様過ぎて、趣味が重なることはほとんどない。
それでも亜美は話題を続けてくれる。
亜美「歌い手の曲って意外と良かったりするよね~?」
穂香「そうそうっ!!1度聞いてみてよ?」
こう言っておくと、たまに身の回りにファンが増える事がある。
青空が広がる学校のグランドに、リュックを背負った生徒達が集まっている。
グランドでキョロキョロと辺りを見回している穂香に、亜美が声をかけてきた。
亜美「おはよう。昨日の雨凄かったね?」
穂香はグランドがまだ濡れてるのを確認するように、足元を見つめる。
穂香「うん。止んで良かったけど、地面がぬるぬるしてそうじゃない?」
亜美が穂香の可愛い靴に気付いて、心配そうに足元を見た。
亜美「そうだね?穂香の靴可愛いのにドロドロになりそう」
穂香「亜美のリュックだって可愛いのに汚れちゃうよ?」
昨日の雨の話をしながら、始まるファッション披露会。
普段は学校指定のローファー。学校指定のバッグ。体育用の真っ白な運動靴。
遠足の日は自由とあって、山登りにも関わらず、できる限りのオシャレをしてきている女子生徒達。
亜美は穂香のリュックにぶら下がっている小さな男の子のぬいぐるみに気付く。
亜美「このぬいぐるみって誰?」
穂香「歌い手のK様なんだけど、知ってる?」
亜美は全く知らない雰囲気で首を横に振る。
亜美「ふーん。聞いたことないなぁ。その人が好きなの?」
すると穂香が嬉しそうに答えた。
穂香「うんっ!!」
今時、男の子のキャラクター1つを取っても、アニメ、ゲーム、アイドルなど、多種多様過ぎて、趣味が重なることはほとんどない。
それでも亜美は話題を続けてくれる。
亜美「歌い手の曲って意外と良かったりするよね~?」
穂香「そうそうっ!!1度聞いてみてよ?」
こう言っておくと、たまに身の回りにファンが増える事がある。