推しの歌い手さま~想像してたのと違うんだが…~
リュウ「謝るのは無しだよ。それに俺が上手いのは歌だけじゃないよ?ちょっとこっち来て?」
リュウの手が馴れ馴れしく肩に触れると、穂香の髪を少し触った。
リュウ「あのガラス見ててごらん?今でも十分可愛いけど……」
穂香が言われた通りに部屋の入り口のガラスを見ると、今の穂香の長い髪を慣れた手つきで束ねて、ボブの髪型のようにして見せた。
そしてガラスを確認するように、穂香の横に顔を寄せるリュウ。
ガラスに映った穂香は、今の黒髪の重たい雰囲気と違い、明るくて元気な可愛らしい女の子に見える。
リュウ「こういう髪型の方がもっと可愛いと思うけど、どうかな?似合うと思わない?」
穂香は室内の薄暗い中で、真横にリュウの顔がある事も手伝って頬を赤く染めてしまう。
穂香「短くした方が、明るい女の子に見えますね……」
無難な返事をしたが、穂香の内心は穏やかではない。
リュウ「うん。こっちの方が可愛いと思うよ」
穂香(男の人に可愛いって言われ慣れてないから、何度も言われるとヤバイっ!!
こうしてナンパされた女の人って落ちていくんだ……。
ダメってわかってるのに、ドキドキが止まらないんだがーーーっ!!)
そんな穂香に、リュウが言った。
リュウ「俺、美容室のオーナーだから。今度、髪を切らせてよ?
美容師の本能って言うのかな?
もっと可愛くしてあげたいな?って思っちゃって……
あっ。Kのファン料金ってことでタダでいいからさ」
穂香(可愛く髪の毛をセットしてもらって、航太くんに会ったら……
なんて言ってくれるのだろう?)
そんな妄想が穂香の脳裏に出てくる。
穂香「お金は払いますので、さっきの雰囲気で髪を切ってほしいです」
リュウ「じゃあSNSのアカウント教えてよ?」
穂香「はい。わかりました」
穂香(私は航太くんも同年代の男子の連絡先を知らない。
誰にも聞かれないから。
リュウさんが初めて連絡先を交換した人になるのか……)
(第6章~新ユニット誕生~終了。)
リュウの手が馴れ馴れしく肩に触れると、穂香の髪を少し触った。
リュウ「あのガラス見ててごらん?今でも十分可愛いけど……」
穂香が言われた通りに部屋の入り口のガラスを見ると、今の穂香の長い髪を慣れた手つきで束ねて、ボブの髪型のようにして見せた。
そしてガラスを確認するように、穂香の横に顔を寄せるリュウ。
ガラスに映った穂香は、今の黒髪の重たい雰囲気と違い、明るくて元気な可愛らしい女の子に見える。
リュウ「こういう髪型の方がもっと可愛いと思うけど、どうかな?似合うと思わない?」
穂香は室内の薄暗い中で、真横にリュウの顔がある事も手伝って頬を赤く染めてしまう。
穂香「短くした方が、明るい女の子に見えますね……」
無難な返事をしたが、穂香の内心は穏やかではない。
リュウ「うん。こっちの方が可愛いと思うよ」
穂香(男の人に可愛いって言われ慣れてないから、何度も言われるとヤバイっ!!
こうしてナンパされた女の人って落ちていくんだ……。
ダメってわかってるのに、ドキドキが止まらないんだがーーーっ!!)
そんな穂香に、リュウが言った。
リュウ「俺、美容室のオーナーだから。今度、髪を切らせてよ?
美容師の本能って言うのかな?
もっと可愛くしてあげたいな?って思っちゃって……
あっ。Kのファン料金ってことでタダでいいからさ」
穂香(可愛く髪の毛をセットしてもらって、航太くんに会ったら……
なんて言ってくれるのだろう?)
そんな妄想が穂香の脳裏に出てくる。
穂香「お金は払いますので、さっきの雰囲気で髪を切ってほしいです」
リュウ「じゃあSNSのアカウント教えてよ?」
穂香「はい。わかりました」
穂香(私は航太くんも同年代の男子の連絡先を知らない。
誰にも聞かれないから。
リュウさんが初めて連絡先を交換した人になるのか……)
(第6章~新ユニット誕生~終了。)