推しの歌い手さま~想像してたのと違うんだが…~
穂香はこっちに向かってくるお化けを見て悲鳴を上げる。
穂香「きゃーーーーーーっ!!」
航太「ほっ!!穂香ちゃんっ!?あぶなっ!!」
穂香が慌てて後ろ向きのまま逃げようとした為、航太とぶつかって絡み合うように床に転んでしまった。
航太は穂香に怪我をさせないように。と穂香を包み込むように抱き締めたまま。
床に転がった時、穂香が下で航太が上になり、顔の距離は5センチほどまで近づいていた。
穂香「………」
航太「………」
穂香(顔が……航太くんの顔が……
顔が近すぎるんだがーーーっ!!
ぶつかってフラフラってなって、航太くんが私を抱き締めてくれて、一緒に転んで、航太くんの顔が近くて、それだけだよねっ!?
キスしてないよね!?)
穂香の頭の中を駆け巡ってるのは、少女漫画の転んだ衝撃でキスをしてしまう。という妄想で、キスをしていない?と自問自答を繰り返す。
航太「大丈夫だった……?」
穂香に航太の吐息が触れるほど近い距離での言葉に、顔を背けてコクりと頷く穂香。
ムード満点の中、誰かが二人に声をかけてきた。
お化け「あの……大丈夫ですか?」
その瞬間、二人は現実に戻らされて、慌てて顔を背ける。
お化け役の男性スタッフが、長い黒髪のカツラも外して心配そうに二人を見ていた。
穂香、航太「すいません。大丈夫です……」
(お化け屋敷の中。終了)
穂香「きゃーーーーーーっ!!」
航太「ほっ!!穂香ちゃんっ!?あぶなっ!!」
穂香が慌てて後ろ向きのまま逃げようとした為、航太とぶつかって絡み合うように床に転んでしまった。
航太は穂香に怪我をさせないように。と穂香を包み込むように抱き締めたまま。
床に転がった時、穂香が下で航太が上になり、顔の距離は5センチほどまで近づいていた。
穂香「………」
航太「………」
穂香(顔が……航太くんの顔が……
顔が近すぎるんだがーーーっ!!
ぶつかってフラフラってなって、航太くんが私を抱き締めてくれて、一緒に転んで、航太くんの顔が近くて、それだけだよねっ!?
キスしてないよね!?)
穂香の頭の中を駆け巡ってるのは、少女漫画の転んだ衝撃でキスをしてしまう。という妄想で、キスをしていない?と自問自答を繰り返す。
航太「大丈夫だった……?」
穂香に航太の吐息が触れるほど近い距離での言葉に、顔を背けてコクりと頷く穂香。
ムード満点の中、誰かが二人に声をかけてきた。
お化け「あの……大丈夫ですか?」
その瞬間、二人は現実に戻らされて、慌てて顔を背ける。
お化け役の男性スタッフが、長い黒髪のカツラも外して心配そうに二人を見ていた。
穂香、航太「すいません。大丈夫です……」
(お化け屋敷の中。終了)