推しの歌い手さま~想像してたのと違うんだが…~
○空港のターミナルビル。展望デッキ
展望デッキは飛び立っていく飛行機が見える場所。
空が暗くなると、あちこちのライトが照らされて幻想的な空間に見える。
それに野外のレストランでご飯を食べているカップルもいて、デートコースに使われている一面もあり、人で賑わっている。
穂香は飛行機を眺めながら、手を振っている。
航太が乗っている飛行機なのは間違いないが、どこに座っているかもわからず、見えてるかどうかも定かではない。
その時、リュウが慌ててスマホを取り出して言った。
リュウ「もしかして俺達の新曲って、穂香ちゃんの事を歌ってるんじゃない?」
リュウはその場でスマホから音楽を流した。
君に送った
白い花の髪飾り
可愛かったね
あの花言葉
君は気付いてるのかな
初恋だって
眩しい輝きに
目を閉じそうになった時
それが恋だと知った
君が描いていた未来
当たり前にやって来る日常
僕は一緒に見ることが
できないから
輝ける未来が
君を照らしてくれる事を信じて
thanks for you
寂しいから
バイバイじゃない
またいつか
意識して聞いてみると、穂香と航太の話で間違いない。
穂香「リュウさんっ!!私、遠足の時に航太くんから白い花を貰いました」
リュウ「留学するって決まってたから、穂香ちゃんとの思い出がほしかったんだろうな?昨日のデートも本当は寂しかったんだろ?」
穂香「そうですね。いつもと違って何か積極的な感じはしました」
リュウ「それに、またいつか。って言ってるから、帰ってきたら穂香ちゃんの事を迎えに来るんじゃない?
シマウマに乗った王子様っぽい感じで」
二人は航太っぽいとクスクスと笑った。
展望デッキは飛び立っていく飛行機が見える場所。
空が暗くなると、あちこちのライトが照らされて幻想的な空間に見える。
それに野外のレストランでご飯を食べているカップルもいて、デートコースに使われている一面もあり、人で賑わっている。
穂香は飛行機を眺めながら、手を振っている。
航太が乗っている飛行機なのは間違いないが、どこに座っているかもわからず、見えてるかどうかも定かではない。
その時、リュウが慌ててスマホを取り出して言った。
リュウ「もしかして俺達の新曲って、穂香ちゃんの事を歌ってるんじゃない?」
リュウはその場でスマホから音楽を流した。
君に送った
白い花の髪飾り
可愛かったね
あの花言葉
君は気付いてるのかな
初恋だって
眩しい輝きに
目を閉じそうになった時
それが恋だと知った
君が描いていた未来
当たり前にやって来る日常
僕は一緒に見ることが
できないから
輝ける未来が
君を照らしてくれる事を信じて
thanks for you
寂しいから
バイバイじゃない
またいつか
意識して聞いてみると、穂香と航太の話で間違いない。
穂香「リュウさんっ!!私、遠足の時に航太くんから白い花を貰いました」
リュウ「留学するって決まってたから、穂香ちゃんとの思い出がほしかったんだろうな?昨日のデートも本当は寂しかったんだろ?」
穂香「そうですね。いつもと違って何か積極的な感じはしました」
リュウ「それに、またいつか。って言ってるから、帰ってきたら穂香ちゃんの事を迎えに来るんじゃない?
シマウマに乗った王子様っぽい感じで」
二人は航太っぽいとクスクスと笑った。