推しの歌い手さま~想像してたのと違うんだが…~
穂香は髪を切れて、優しくて、頼りになって、こんなお店も知ってる大人のリュウに憧れの眼差しを向けていた。


前菜のサラダやスープなど順番に出てくるが、穂香は全く食べたことのない味に驚く。


穂香「美味しいっ!!ネットで話題になってるお店なのは知ってますけど、こんなお店に入るの初めてで、食べたことのない味がします。リュウさんはやっぱり大人だから、こういうお店をいっぱい知ってるんですか?」


リュウ「いっぱい知ってるわけじゃないけど、職業柄このお店が良かったよ~。って話はよく聞くんだよ。
ほら。今ってコンプライアンスがうるさいだろ?小さくて可愛い。だったり、年齢を聞いたり。全部ダメって一応言われてるから」


美容師は女の人と話す機会が多く、悪口やセクハラにならないオススメのお店。という話題は定番である。


穂香「美容師さんも大変なんですね……。なんか尊敬します。」


リュウ「今時、どんな仕事でも大変なんだろうね?」


こんな雑談をしながら、夕食を終えた二人。


リュウに誘われるまま、ホテルの屋上にある展望台に向かった。




(ホテルの最上階の夜景が綺麗なレストラン。終了)

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