推しの歌い手さま~想像してたのと違うんだが…~
ハイテンションの穂香に対して、ブツブツと話す航太。
航太「卒業おめでとうって言いたくて……ちょっと寄ってみたんだ……これからツアーの打ち合わせ……はぁ……面倒くさいなぁ……」
穂香「アメリカでレッスンして、デビューも決まったのに、全然変わってないやんっ」
笑いながらつっこむ穂香と、頭をポリポリと掻きながら、照れたように斜め上を見上げて話す航太。
航太「うーん。変わったと思うけどなぁ?出せる音域が広がったり……」
穂香「そんなこと、出会って数秒でわかんないよっ」
軽快につっこむ穂香は嬉しそう。
すると航太が、空を見上げたまま呟く。
航太「穂香ちゃんは好きな人がいたりするのかなぁ……?彼氏がいたりするのかなぁ……?待っててほしかったんだけどなぁ……」
穂香はニコッと笑って航太の肩を叩く。
穂香「心の声が漏れすぎだってっ!!」
その瞬間、男の先生の怒号が聞こえてきた。
男の先生「列を乱すなっ!!最後の最後に怒らせるなっ!!」
穂香「すいませんっ」
穂香は慌てて卒業生の列に向かって走り出すと、航太に向かって言った。
穂香「卒業式が終わるまで待っててーっ!!終わったら校門に行くから~っ絶対に絶対に待っててね~」
こうして穂香は教室に戻って、担任の先生の最後の言葉を聞いたり、卒業証書を受け取る時間も、航太の事が気になって仕方がない穂香だった。
(卒業式当日。卒業式が行われる体育館。終了)
航太「卒業おめでとうって言いたくて……ちょっと寄ってみたんだ……これからツアーの打ち合わせ……はぁ……面倒くさいなぁ……」
穂香「アメリカでレッスンして、デビューも決まったのに、全然変わってないやんっ」
笑いながらつっこむ穂香と、頭をポリポリと掻きながら、照れたように斜め上を見上げて話す航太。
航太「うーん。変わったと思うけどなぁ?出せる音域が広がったり……」
穂香「そんなこと、出会って数秒でわかんないよっ」
軽快につっこむ穂香は嬉しそう。
すると航太が、空を見上げたまま呟く。
航太「穂香ちゃんは好きな人がいたりするのかなぁ……?彼氏がいたりするのかなぁ……?待っててほしかったんだけどなぁ……」
穂香はニコッと笑って航太の肩を叩く。
穂香「心の声が漏れすぎだってっ!!」
その瞬間、男の先生の怒号が聞こえてきた。
男の先生「列を乱すなっ!!最後の最後に怒らせるなっ!!」
穂香「すいませんっ」
穂香は慌てて卒業生の列に向かって走り出すと、航太に向かって言った。
穂香「卒業式が終わるまで待っててーっ!!終わったら校門に行くから~っ絶対に絶対に待っててね~」
こうして穂香は教室に戻って、担任の先生の最後の言葉を聞いたり、卒業証書を受け取る時間も、航太の事が気になって仕方がない穂香だった。
(卒業式当日。卒業式が行われる体育館。終了)