☆ネット恋愛と音楽の物語☆Sepia Color Filter~セピア色の今~
 あたしに質問する意思がないことを確かめてから涼太は続けた。

「結局、手掛かりはそのサイトしかなくてさ。
まあ元々どう考えてもそこの管理人に聞くのが一番てっとり早い方法なわけじゃん?
けど、そんなずさんなサイトにはもちろん掲示板なんて気の利いたもんはないわけさ。
おまけにメールアドレスも載せてない」

 さあどうする?という表情であたしを見て、軽くハンズアップ。お手上げのポーズを取って間をおいた。





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