S h o u t !‐叫べ‐
あくびをしながら
廊下を歩いていると
ばったり優輝と合った。
「…変な顔」
「はっ!?」
「早くリビング行くよ」
「…あ、うん」
朝っぱから変な感じだ。
「あら、2人とも揃って~
パン焼けてるわよ。」
はーい、と言いながら
イスに座ってパンを取る。
「優子、何時に出るの?」
優輝がパンにバターを
塗りながら
あたしに聞いてくる。
「8時前には出ようかな…」
あたしはパンを
かじりながら答えた。
サクッと音と一緒に
コトン、とお母さんが
カフェオレを入れた
コップを置いた。