ココロノカケラ
「はじめまして」
そう言って微笑んだ彼女に俺はなぜか懐かしさを感じて…
自然と笑顔になっていた。
俺の変わり様に少し親父は驚いていたみたいだけど。
二人がいい感じだと思ったのか
親父達はすっかりその気だし。
でも、
聞けばまだ高校生だとか…
えっ、7歳も年下!?
18歳からしたら、俺はオヤジじゃねぇのか!?
自分で言って悲しくなる。
まだ18歳なのに、いきなりこんな所に連れて来られてかわいそうだな。
これからまだまだ恋だってしたいだろう…
確かに、彼女は18歳にしては落ち着いて見えて。
白い肌に、色素の薄いストレートのロングヘアがとても似合っていた。