ココロノカケラ


きゅるるるるる…


大きなあたしのお腹の音。


「やだぁ…」

もう…台なし…


「ぶはっ」


あ…れ……この、場面

あの時と同じ…?


あたしの顔は真っ赤だろう。


「久しぶりにラーメン食ってこーか」




あたしは茹でダコの顔のまま


頷いて。



「かわいっ」


そう言って、悠紀さんはあたしの手をきゅっと握った。


ああ…


やっぱり


好きだなぁ……






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