私の彼は御主人様
リビングに戻るとソファーに悠然と座る独りの男。


『貴方は』


ノワールは膝をついて頭を下げた。


『久しぶりだな、最後に会ったのは封印の儀式の後か? 俺は親父の後に付いてきただけだったが』


その男。


現魔王、黒瀬 皇は。


金色の瞳を愉快そうに煌めかせながら、微笑んだ。




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