私の彼は御主人様
『どしたの? 感激しちゃった? 』


先輩、にやにやしてる。


『あの』


先輩の顔を見る。


『お断りします。あたし理想高いんで…先輩普通だし』


『…は? 』


『じゃ、失礼します』


『…ちょ…西園っ!』


まさか断られると思わなかったのか、口をぱくぱくしている先輩を残してあたしは保健室に走った。




< 123 / 298 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop