私の彼は御主人様
『ノワールは何でも持ってる。友達、親の愛、そして律…お前だ』


ルージュの瞳に一瞬寂しさが見えたような気がした。

『だから俺は片っ端から、壊してやる! 』


『まずはお前だ』


ルージュがパジャマのボタンを引きちぎった。


(ああっ!これ、気に入ってたのに)


なんだか無性に腹が立って来てあたしは怒鳴った。


『ちょっと! ルージュっ!!』




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