私の彼は御主人様
ノワールが微笑んだ。さっきの意地悪な顔ではなくむしろ優しささえ感じる。


(男のくせに色っぽい。腹立つなぁ)


そうとう高澤先輩の言葉にあたしはダメージを食らったらしい。


『痛くはないぞ。はっきりいって気持ち良いぞ』


『そう言う問題じゃないのっ! 知らない男の人に触られたら駄目なんだよ! 』


もう自分が何を言っているかも分からない。


(今日は踏んだり蹴ったりたよ…高澤先輩には振られるし、変な吸血鬼には絡まれるし)




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