私の彼は御主人様
『でも…ああっ! 父さんになんて言おう…嘘言いたくないけど信じて貰えるかな? 』


(それに)


『魔界に行くんだよね? 学校とかどうしよう? 』


『あぁ、僕は人間界にずっと居ても構わない。律が居ればどこでもいい。問題は…』


『父さんだね。どうしよう…ノワール只でさえ人間離れした容姿なのに』


その時。


来客を告げるドアホンが鳴った。


『はーい』


『宅配便でぇす』


『あれ? 何か頼んだかな?
印鑑…どこだっけ?』




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