チカ先輩のお気に入り。
でもチカ先輩がいなかったら多分私熱あることに気づけなかったし、今日ちゃんと謝ってお礼を言わなきゃ。
そんなことをボーっと考えながら、トーストを口に運んだ。
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それからいつもの時間に家を出て、電車を待つ。
いつもと同じ時間に来た電車に乗り込むと、そこには久しぶりに見るチカ先輩の顔があって。
「!…おはよう、雪桜ちゃん」
「おはようございます…!」
「もう大丈夫?」
「はい、ありがとうございました」
私に気づいたチカ先輩は心配そうに私の顔色を伺ってくれて。
それに笑ってお礼を言う。
……なんだか久しぶりだから、少し緊張するかも。
「あの…こないだは迷惑かけてすみません」
「え?」
私がそう申し訳なさそうに謝ると、チカ先輩はキョトンとして声を出した。