チカ先輩のお気に入り。




「……ははっ」

「な…っ笑わないでください……っ!」

「……雪桜ちゃんが休んでた時、寂しかったからついからかいたくなっちゃう」

「……っ」


……寂しかったという言葉に喜んでしまう私は、結構ちょろいのかもしれない。


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「雪桜〜!!!!おはよう!!!!」

「…お、おはよ……?」

「もう大丈夫なの!?」

「うん、めっちゃ元気」


朝からまやちゃんがテンション高めの大きい声で私に駆け寄ってきてさすがに驚く。
よかった〜っ!と言って抱きついてきたまやちゃんに苦笑いしながら、その後ろにいた花菜ちゃんにおはようと挨拶をする。


「雪桜が風邪引くなんて初めてだから心配したよ」

「ごめんごめん」

「…多分疲れてたんだろうね」

「……うん」


花菜ちゃんの言葉に納得して頷く。



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