チカ先輩のお気に入り。




からかうように笑ってきたチカ先輩に恥ずかしくてどうしようもなくなる。



「すぐにお風呂湧くと思うから、少し待っててね」

「ありがとう、ございます……っ」


水に濡れて色っぽいチカ先輩にドキドキが収まらなくて。

しばらくすると、お風呂が溜まったのかチカ先輩から声がかかった。


────────────────


……これ、相当やばい状況では?
チカ先輩の家のお風呂を貸してもらって、身体を温めながら思う。

…っ、だってだってだって。
そういえば私もしかしたら好きバレしてるかもしれないし。
その直後にその人の家に来てお風呂貸してもらってるとか。

ボン!と効果音がつくほど顔が赤くなって、鏡を見ながらため息をつく。

……これ、どうしよう。
カチコチにならずに、いられるわけなくない?


悩んだ結果、結論も結局でずに。
……っもういい!!なるようになれ!!



< 254 / 303 >

この作品をシェア

pagetop