チカ先輩のお気に入り。
おしまいだ……。
そう思って凄く長いため息をつく。
「こらこら。眉間にシワよりすぎ。可愛くないぞ」
「……だってさ、どうする?女子にいじめられでもしたら」
「…ありそうだから否定できないわ」
「でしょ?ああーもうどうしよう」
チカ先輩は守ってあげるって言ってたけど。
でもだからって、完全に安心できるわけではないからなあ。
「大丈夫だよ。うちらも守ってやっから」
「本当……?」
「当たり前よ。まかセロリ」
「……」
うん、やっぱり安心できない。
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あっという間に放課後。
『朝の空き教室においで』
という、スマホのメッセージとにらめっこしています。
朝、教室に戻る前にチカ先輩からほぼ強制的に連絡先を交換されて。
今から教室を出ようとした時にスマホを見るとチカ先輩から一件の通知が。