チカ先輩のお気に入り。
……っ、まって、キスは初めてだからわかんないけど……っ、知佳先輩、キス上手い……っ。
キスの仕方とか、なにもわからないのに。
すごく気持ちよく感じて、もっと、と求めてしまう。
「…口、開けて」
「…っ、んぁ!?」
言われた通り、ぼーっとしながら口を開けると。
舌が私の口に入ってきて。
さっきとはまた違う感覚に襲われる。
な、なにこれ、なにこれ……っ。
あまりの気持ちよさと恥ずかしさに目に涙が溜まってきて。
「っ、はあ…っんん」
私はどんどん息が上がってきているのに、チカ先輩は全く息切れしていない。
部屋に響くのは、息と私の変な声とリップ音だけ。
……っ、長いよ、私、どうなっちゃうの……っ。
そろそろ限界になってきて、無意識にチカ先輩の胸板を軽く叩く。
すると、それに気づいたのか私を押し倒したまま唇が離れて。