ロックオンされました。
ラーメンを食べてる途中で、悠人のLINEが音を立てた。
とたん私の視線はテーブルの上にある悠人のスマホに釘付けとなった。
あの小娘からの発信に違いないと、女の直感が鋭く光る。
気づけば私は、ラーメン片手に画面を凝視している悠人からスマホを奪い取り、大胆にも盗み見をしていた。
やはり、あの小娘からの愛の告白だった。
「あらあらあらあらLINEで告白なのか~。そんな特級レベルの胸の内を伝えるのにLINEを使うのか~。メチャメチャかる~い! 綿毛なの? ってぐらいに軽すぎるわ~。あらあらあらあら随分とお手軽な世の中になったものよね~!!」
嫌味を言いながら、悠人の前のテーブルに静かにスマホを返す。
しばらく悠人は唖然としたような顔で、「あらあらあらあら……」と呟き続ける私を見ていたが、スマホを盗み見た私に怒ることもなくニンマリとした笑みを浮かべた。
「奈美がそんな、ドヤラシイ女がするようなことをするとは意外だったよ」
「よかったわね。若くてかわいい子からそんなふうに思われてて。武勇伝でも踊りたい気分でしょ? 今すぐここで踊ればいいわ。見ててあげるから。あ、どうせなら動画撮ってYouTubeにでもアップする?」
私はいじり倒すかのように言い放つと、カウンター辺りの通路を指差した。
私は、私の中の嫉妬というドロドロとしたものに吐き気を感じた。
なりたくない自分へと、どんどんと染まっていく……。
とたん私の視線はテーブルの上にある悠人のスマホに釘付けとなった。
あの小娘からの発信に違いないと、女の直感が鋭く光る。
気づけば私は、ラーメン片手に画面を凝視している悠人からスマホを奪い取り、大胆にも盗み見をしていた。
やはり、あの小娘からの愛の告白だった。
「あらあらあらあらLINEで告白なのか~。そんな特級レベルの胸の内を伝えるのにLINEを使うのか~。メチャメチャかる~い! 綿毛なの? ってぐらいに軽すぎるわ~。あらあらあらあら随分とお手軽な世の中になったものよね~!!」
嫌味を言いながら、悠人の前のテーブルに静かにスマホを返す。
しばらく悠人は唖然としたような顔で、「あらあらあらあら……」と呟き続ける私を見ていたが、スマホを盗み見た私に怒ることもなくニンマリとした笑みを浮かべた。
「奈美がそんな、ドヤラシイ女がするようなことをするとは意外だったよ」
「よかったわね。若くてかわいい子からそんなふうに思われてて。武勇伝でも踊りたい気分でしょ? 今すぐここで踊ればいいわ。見ててあげるから。あ、どうせなら動画撮ってYouTubeにでもアップする?」
私はいじり倒すかのように言い放つと、カウンター辺りの通路を指差した。
私は、私の中の嫉妬というドロドロとしたものに吐き気を感じた。
なりたくない自分へと、どんどんと染まっていく……。