叱られた冷淡御曹司は甘々御曹司へと成長する
「まあ、エントランスの花はそのまま頼みたいから本社の受付に来ることはあるだろう。ただ、君は病院に通ったりしないといけないから忙しくなるし、大変だぞ。大丈夫か?」
「……そうね」
「家元の仕事の継承に関しては、相談に乗る。説明してくれたら、今後どうすべきか一緒に考えることもできる」
「ありがとう。頼りにしてしまうかも……私、社会的なそういう手続きをよく知らないから、教えてもらえると嬉しい。それと華道協会のほうへ詳しく聞いてみないといけない」
「ああ、俺のほうでも調べておくよ」
なんだかおかしくなってきた。
「ふふふ」
「……何笑ってんだよ」