叱られた冷淡御曹司は甘々御曹司へと成長する

 「玖生さん。無事終わってよかったわね。由花さんもお疲れ様。これからよろしくね」

 「ありがとうございました」

 「父さんは?」

 後ろから戻ってきた彼は玖生に言った。

 「今日は彼女とゆっくり過ごさせてやる。感謝しろよ。後のことは俺がやっておく。由花さんお疲れ様」

 「父さん。ありがとう。お言葉に甘えます」

 玖生は意気揚々と由花の部屋から彼女の荷物を自分の部屋へ移動させると、自分の部屋へ連れ込んだ。

 「ああ、長い間待ったよ。由花、いいね?」

 こくんとうなずく彼女を、抱きしめてキスすると、胸元に手をいれて着物を緩めていく。
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