叱られた冷淡御曹司は甘々御曹司へと成長する

 「そうね。ここ以外どこにも行かないかもしれない」

 「そうなんですね」

 「実は、健ちゃんは私の恋人です!」

 「そうでーす。おネエは商売道具。本当は男だぜ」

 声を低くして答えてくれた。

 面白くてまた笑ってしまう。

 「と言うわけで、さあ今度は織原さんの話を聞かせてね。健ちゃん、今日の昼は私達だけってことでお願い。ちょっと内緒話するからね」

 「何だとー?おい、礼子」

 「え?そんな。大丈夫ですよ、須藤さん」
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