〜私の推しと、バイト先の推し似の先輩〜
「うーん、俺は推しいないからそーゆーの分からないけど、変ではないんじゃないかなー。そりゃー今まで推してた人が急に結婚とか言い出したらえっ!? ってなるだろーし。」

そうか。そういう事か。


「ありがとうございます。今の言葉が、ストンと腑に落ちた感じがします。」

この人に心の底からお礼を言えたのは今回が初めてかもしれない。


結局、最後に心を軽くしてくれるのは、気にしてないって感じで流してくれる月瀬さんだ。


「月瀬さん、良い人すぎません? 私結構口悪い方だと思いますけど、いつも笑って許してくれるから。」

私、月瀬さんが彼氏ならいいのになって思っちゃいます。

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