〜私の推しと、バイト先の推し似の先輩〜

「やっぱり月瀬さんは月瀬さんですね。少し、いえ結構気持ち悪いです。」

一瞬キュンッとした気持ちを返して欲しい。


「あはは! やっぱ依里紗ちゃんそーゆー反応するよねー。思った通り。」

なんかもう、月瀬さんがいつも通りすぎて落ち込んでいた感情が少しだけ戻った…気がする。


「思ってたのなら言わないで下さいよ。私続きの仕事始めますから。」


まだバイト中だったことを思いだし商品の検品をするため、レジを出る。


「あーそーだった。もう終わったつもりでいたんだけど、あともうちょい頑張るかー。」

めんどくさい、そう言いながら月瀬さんもレジを出ようとする。

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