花束とメロディを君に。
「花理!今日学校だよ!」
「え?でも、今日からなつやす「補習です。」
「!?ぎゃー!!!」
初めて寝ていたベッドから転げ落ちた。
「もう、絶対忘れてると思ってた。」
「ありがと!天音!大好き!」
電話をしながら、急いで制服を着る。
髪の毛はポニーテールに結び、ピンク色のリボンをつけた。
「ちなみに私は補習じゃないからね。
1人で行くんだよ?行ける?」
「さすがにいけます。ありがとうございました。失礼します。」
一気に全部を言ってすぐ電話を切った。
急いで階段を降りると、玄関には蓮が靴を履いて準備をしていた。
「蓮くん、おはよ!」
「…」
朝から綺麗な黒髪をなびかせ、立ち上がった。
一瞬目が合った気がするけど、何も言わずに外へ出ていってしまった。
まあ、いっか。
「あれ、花理ちゃん。おはよう、今日学校行くの?」
「まぁ、ちょっと用事が、、」
補習と言うのは少しためらわれたため、用事ということにしといた。
「そっか。ま、朝ごはん用意してあるから、食べてね!私そろそろ仕事行くから。」
「はい!ありがとうございます!」
朝ごはんをものすごい勢いで食べ終え、行く準備をする。
「行ってきます!」