運命の恋を、君と…
後日。

仕事終わりに、駅で待ち合わせた蓮花。
(“お洒落してきな!”と御子が言ったから、一度自宅アパートに帰った)
駅に向かうと、御子が待っていた。

「御子!
もしかして、皆さん来てる?」
「ううん!大丈夫!」
「良かった!」

「少し、遅れるって」

そして10分後━━━━━━━


「御子~」
男性二人が、蓮花と御子の元へ近づいてきた。

「「━━━━━━え…!?」」
蓮花と男性が、固まる。

「蓮花?」
「俊、英?」

「へ?知り合い?」
「蓮花?」
御子と御子の彼・祭田(まつりだ) 一心(いっしん)が目をパチパチしている。

「あー」
「「高校の時の元カノ(元恋人)」」
俊英と蓮花の声が、ハモった。

「蓮花、久しぶりだな!
変わらないな、お前/////」
「え?あ、うん。
そうかな?
これでも、それなりに成長してるよ?(笑)」

「そうじゃなくて、可愛いってこと!」
「え!?/////
相変わらず……ストレートだね/////」

「何、この…綺麗な二人(笑)」
「そうね!まさに、美男美女(笑)」
微笑み合っている俊英と蓮花を見て、一心と御子もクスクス笑う。


「━━━━━ねぇねぇ~俊英と、蓮花ちゃん」
何処で食事しようかと話していると、一心が言ってきた。

「「え?」」

「俺達、帰るから~!
後は、二人で…な!
俊英、蓮花ちゃんのこと頼むな!」

「蓮花も、またね!」
一心と御子が、仲良く去っていく。


「………どうする?」
そんな二人の背中を見ながら、俊英が窺うように言ってきた。

「せっかくだから、何か食べよ?」
微笑み言うと、俊英も微笑んだ。



二人は、近くのレストランに移動した。

「━━━━なんか、不思議…」
レストランからの眺めを見ながら、ポツリと呟く蓮花。

「え?」

「高校の頃は、考えられないことばかり起きてるから」

「………あー、そうだな(笑)」

「まさか再会できるなんて思わないし、こんな素敵なレストランで俊英と食事して、お酒飲んでる(笑)」

「フフ…だな(笑)」

「祭田さんと同期なんだよね?」

「あぁ」

「てことは、エリートだ!(笑)」

「フフ…まぁな!(笑)」

「でもまさか、御子の彼の友達だったなんて(笑)」

「確かに!」
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