運命の恋を、君と…
「俊英?」
(誰だろ?)
「━━━━━とにかく!
こっちのペースに合わせろよ!」
通話を切った俊英は、ため息をつきながらリビングに入ってくる。
「俊英」
「あ、蓮花!」
「大丈夫?」
「あ、あぁ…」
「仕事?」
「…………いや…親父」
「お父さん?」
「………」
「ん?俊英?」
「…………蓮花。
話しておきたいことがある」
真剣な眼差しで、俊英は蓮花を見据えた。
「━━━━え?お見合い!?」
「あぁ…」
俊英は、蓮花に父親のことを話した。
「ほら、俺もお袋がいないだろ?」
「確か、小学生の時に病気で……」
「あぁ。
だから親父、俺に早く結婚してほしいみたいでさ。
大学卒業した時から“見合いしろ、見合いしろ”ってうるさくて……
仕事が落ち着くまでってずっと引き伸ばしてたんだが、さすがに………」
「じゃあ…お見合い、するの?」
蓮花の瞳が、切なく揺れる。
「そんな顔すんなよ!
大丈夫!見合いなんかしねぇから!」
蓮花の頬に触れ、ゆっくり撫でる。
「でも……お父さんに言われてるんでしょ?」
「そうじゃなくて!
親父に、会ってほしいんだ!」
「え?」
「俺は……蓮花とずっと一緒にいたいと思ってる」
「え?え?
なんか、それ…/////」
「………」
(プロポーズみたい/////)
俊英の言葉に、ドキドキして顔を赤らめる。
「━━━━━蓮花。
俺は、お前と結婚したい!
だから、同棲もしようと思えたんだし」
「う、うん////」
「だから親父に会って“結婚したい女”って、紹介していい?」
「うん!」
「ごめんな。
元恋人だからって、まだ付き合ってそんな経ってねぇのに」
「ううん!
嬉しいよ!
俊英が、そんな風に思ってくれてること!」
「…………はぁ…」
大きく、息を吐く俊英。
「え?え?」
「あーもー!!」
自身の頭を、乱暴に掻く俊英。
「え?え?俊英!?」
「てか!
俺的には、もっとちゃんとプロポーズしたかったのにー」
「フフ…」
「笑い事じゃねぇよ!
やっぱ……ちゃんと段階ふんで、ロマンチックにさ!」
「じゃあ……改めて、プロポーズして?」
「蓮花…」
「“また”俊英が、プロポーズしたいって思ってもらえるように頑張るから!」
「あぁ!
俺も、断れないように頑張る!」
二人は微笑み合い、キスをかわした。
(誰だろ?)
「━━━━━とにかく!
こっちのペースに合わせろよ!」
通話を切った俊英は、ため息をつきながらリビングに入ってくる。
「俊英」
「あ、蓮花!」
「大丈夫?」
「あ、あぁ…」
「仕事?」
「…………いや…親父」
「お父さん?」
「………」
「ん?俊英?」
「…………蓮花。
話しておきたいことがある」
真剣な眼差しで、俊英は蓮花を見据えた。
「━━━━え?お見合い!?」
「あぁ…」
俊英は、蓮花に父親のことを話した。
「ほら、俺もお袋がいないだろ?」
「確か、小学生の時に病気で……」
「あぁ。
だから親父、俺に早く結婚してほしいみたいでさ。
大学卒業した時から“見合いしろ、見合いしろ”ってうるさくて……
仕事が落ち着くまでってずっと引き伸ばしてたんだが、さすがに………」
「じゃあ…お見合い、するの?」
蓮花の瞳が、切なく揺れる。
「そんな顔すんなよ!
大丈夫!見合いなんかしねぇから!」
蓮花の頬に触れ、ゆっくり撫でる。
「でも……お父さんに言われてるんでしょ?」
「そうじゃなくて!
親父に、会ってほしいんだ!」
「え?」
「俺は……蓮花とずっと一緒にいたいと思ってる」
「え?え?
なんか、それ…/////」
「………」
(プロポーズみたい/////)
俊英の言葉に、ドキドキして顔を赤らめる。
「━━━━━蓮花。
俺は、お前と結婚したい!
だから、同棲もしようと思えたんだし」
「う、うん////」
「だから親父に会って“結婚したい女”って、紹介していい?」
「うん!」
「ごめんな。
元恋人だからって、まだ付き合ってそんな経ってねぇのに」
「ううん!
嬉しいよ!
俊英が、そんな風に思ってくれてること!」
「…………はぁ…」
大きく、息を吐く俊英。
「え?え?」
「あーもー!!」
自身の頭を、乱暴に掻く俊英。
「え?え?俊英!?」
「てか!
俺的には、もっとちゃんとプロポーズしたかったのにー」
「フフ…」
「笑い事じゃねぇよ!
やっぱ……ちゃんと段階ふんで、ロマンチックにさ!」
「じゃあ……改めて、プロポーズして?」
「蓮花…」
「“また”俊英が、プロポーズしたいって思ってもらえるように頑張るから!」
「あぁ!
俺も、断れないように頑張る!」
二人は微笑み合い、キスをかわした。