結婚直後にとある理由で離婚を申し出ましたが、 別れてくれないどころか次期社長の同期に執着されて愛されています
この顔を見るだけで私も嬉しくなっちゃうのはなんでだろう。
「不動産屋と指環は予約入れてないからダメだけどな」
「あっ、そうなんだ」
苦笑いで彼が私を見る。
せっかく早起きしたのにちょっと残念。
「でも、せっかく純華が時間作ってくれたんだし、映画でも観に行くか」
「そうだねー」
よく考えたらこれが、初めてのデートになるのかな。
そんなことを考えたら、なんか急に緊張してきた……。
片付けも矢崎くんがしてくれ、そのあいだに仕事を再開する。
「今日仕事終わらせたら、明日は完全に休みなんだよなー?」
「そーだけど」
視線を向けたら彼は、携帯片手になにやらやっていた。
「じゃあ、明日、不動産屋に予約入れられないか聞いてみて、ダメ元で指環のほうも聞いてみるよ」
「え、そんな無理しなくていいよ」
「俺が。
早くしたいの。
……あ、矢崎と申しますが担当の……」
もうすでに矢崎くんは電話をかけていて、苦笑いしてしまう。
そんなに楽しみなんだ。
だったら早めに予定、教えておけばよかったな。
「不動産屋は明日、宝飾店は今日の夕方予約取れた」
「わかった、じゃあ早く仕事、終わらせないとね」
「だな」
持ってきたパソコンを矢崎くんが向かいあって広げる。
「不動産屋と指環は予約入れてないからダメだけどな」
「あっ、そうなんだ」
苦笑いで彼が私を見る。
せっかく早起きしたのにちょっと残念。
「でも、せっかく純華が時間作ってくれたんだし、映画でも観に行くか」
「そうだねー」
よく考えたらこれが、初めてのデートになるのかな。
そんなことを考えたら、なんか急に緊張してきた……。
片付けも矢崎くんがしてくれ、そのあいだに仕事を再開する。
「今日仕事終わらせたら、明日は完全に休みなんだよなー?」
「そーだけど」
視線を向けたら彼は、携帯片手になにやらやっていた。
「じゃあ、明日、不動産屋に予約入れられないか聞いてみて、ダメ元で指環のほうも聞いてみるよ」
「え、そんな無理しなくていいよ」
「俺が。
早くしたいの。
……あ、矢崎と申しますが担当の……」
もうすでに矢崎くんは電話をかけていて、苦笑いしてしまう。
そんなに楽しみなんだ。
だったら早めに予定、教えておけばよかったな。
「不動産屋は明日、宝飾店は今日の夕方予約取れた」
「わかった、じゃあ早く仕事、終わらせないとね」
「だな」
持ってきたパソコンを矢崎くんが向かいあって広げる。