【完結】お試しダンジョンの管理人 ~イケメンたちとお仕事がんばってます!~
だって、最初、
あんなにわたしを失格にしたがっていたヴァンが、
認めてくれたんだよ?
それって、すごいことだと思うし、わたしも認めてもらった達成感があった。
髪飾りをもらった時だって、思い出になっている。
ぶっきらぼうな兄貴分のヴァンがほほえんでくれて、
その笑顔がとっても優しかったこと。
髪飾りをつける時、いつもあの顔が目に浮かぶんだ。
「これは、ヴァンからの大事なおくりもの。
世界にひとつしかない、髪飾りなの。だから……」
ひたすら頭を下げて言うと、「あ~あ」というハーピーの声。
「しらけちゃった、帰ろうっと」
ああ、やっぱり行っちゃうのか……。
う~、キラキラしたもの、キラキラしたもの……。
……あ!
「待って! これはどう?」
わたしがポシェットからとりだしたのは、
あの超大型ゴーレムに入っていた、ヒビ入りの核。
あんなにわたしを失格にしたがっていたヴァンが、
認めてくれたんだよ?
それって、すごいことだと思うし、わたしも認めてもらった達成感があった。
髪飾りをもらった時だって、思い出になっている。
ぶっきらぼうな兄貴分のヴァンがほほえんでくれて、
その笑顔がとっても優しかったこと。
髪飾りをつける時、いつもあの顔が目に浮かぶんだ。
「これは、ヴァンからの大事なおくりもの。
世界にひとつしかない、髪飾りなの。だから……」
ひたすら頭を下げて言うと、「あ~あ」というハーピーの声。
「しらけちゃった、帰ろうっと」
ああ、やっぱり行っちゃうのか……。
う~、キラキラしたもの、キラキラしたもの……。
……あ!
「待って! これはどう?」
わたしがポシェットからとりだしたのは、
あの超大型ゴーレムに入っていた、ヒビ入りの核。