【完結】お試しダンジョンの管理人 ~イケメンたちとお仕事がんばってます!~

 修業や素材・アイテムゲットのためとか、目的は様々だけどね。

 「めざせSランクですか?」、
 「いやー、Sランクなんて、夢のまた夢だよ」、
 なんて話をしてると……。



「やったわ、ドゥーイ! ダンジョンクリア証明書、手に入れたわよ!」

「ミンリィ! 本当か!?」



 こっちに駆け寄ってきたのは、挑戦者の女の人だ。

 格好からして、ミンリィさんは魔法使いかな?

 ドゥーイさんは、戦士って感じだけど。

 えっと、ミンリィさんだけ先に地下五階に行ってたってこと?

 ミンリィさんは、わたしに気づくと、
 いや、正確にはわたしの管理人の腕章を見ると、急ブレーキ。

 あわてて証明書を背中の後ろに隠した。



「おい、ミンリィ、どうしてだ? 
ここは地下四階だろ? 
地下五階に行かないと、証明書は手に入らないはず……」

「えっと……」
< 148 / 303 >

この作品をシェア

pagetop