【完結】お試しダンジョンの管理人 ~イケメンたちとお仕事がんばってます!~

 アンダーソン以外に四人まで仲間を出していいってことだけど、
 三人にしたんだ。

 それだけ仲間に自信をもってるってことかな?

 気になるのは、アンダーソンのすぐそばに置かれた、大きな鉄の箱。

 鉄の箱には、何かを封印しているような、魔法陣が描かれている。

 なんだか、嫌な感じ……。

 だめだめ!

 最初から不安になって、どうするんだ!

 わたしは呪文を詠唱して、モンスターたちを呼び出した。



「エート、わしにまかせておけ。大船に乗った気持ちでおれ」



 サラマンダーのムドー。

 王様気質だけど、ちょっぴり小心者で、でもその炎は何でも焼き尽くす、頼もしい力。



「エートの嬢ちゃん、わしは、負ける気なんぞないわい」

 ノームのエルノック。

 おじいちゃんみたいで、ひょうひょうとした性格だけど、ものすごい力持ち。

 地面から石壁を出したり、
 とがった岩を出したりと、応用が利く能力の持ち主。
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