【完結】お試しダンジョンの管理人 ~イケメンたちとお仕事がんばってます!~
3.職業判明!
ヴァンが何かつぶやくと、ドアがあらわれ、
わたしとヴァンはもとのマンションに帰ることができた。
とりあえず、ひと安心だよ……。って、ん?
「~~~~」
「~~~~?」
なにやら、話し声が聞こえるが、何を言っているか分からない。
でも、声からして、マオと女の人みたいだ。
ひょいと手すりからのぞきこむと、マオはさっきと同じ、大きなイスにすわり、
机をはさんで女性と話していた。
ヴァンと一緒に大きな階段を下りていくと、女性と目が合った。
うわぁ、きれいな人……。
青い髪に、羽毛でおおわれた赤い帽子が似合っている。
青い瞳。
眩まばゆいばかりの美貌を持ち、顔の輪郭にそってあるのは、青い鱗。
……鱗?
よく見ると、衣服からのぞいている手足にも、鱗が見える。
「えっ、ウンディーネ!?」