【完結】お試しダンジョンの管理人 ~イケメンたちとお仕事がんばってます!~
 ウンディーネは、水辺にいる、体に鱗のある人型の魔物だ。

 どうして、モンスターがこんなところに!?

 ウンディーネはわたしの叫び声を聞くと、手をこちらにかざした。

 ごぽっ。

 いきなり空中にあらわれる、水のかたまり。

 何か知らないけど、まずい気がする!



「~~~」



 その時、ヴァンがあの分からない言語を話しながら、
 わたしとウンディーネの間に入ってきた。

 すると、ウンディーネはぱっと笑顔になり、水は空気中にとけてなくなった。



「~~~♪」



 な、何?
 
 さっきと違って、めちゃくちゃ友好的な雰囲気でウンディーネが話しかけてきたんですけどっ!

 わたしに言葉が通じないのが分かったのか、ウンディーネはマオに向かってまた何か話しかけている。



「マオ、エートの職業鑑定してくれ」
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