【完結】お試しダンジョンの管理人 ~イケメンたちとお仕事がんばってます!~
 思わずそう言うと、みんなの視線がわたしに集まった。



「魔物使いになったことですし、わたし、説得してみます!」



 ヴァンは目を見開き、「本気か?」とひとこと。



「あらあら、エートちゃんがそうしてくれると助かるわ~。
正直、火のエリアだから、熱くていやだわ~って思ってたの」
とキヨコ。

 今までやりとりを見守ってたマオはというと……。



「ほう……。そうだな、では、頼もう」



 よしっ、試験続行決定!



「ああ!?
おれが散々説得しただろ! 
ムダだ、ムダ。アイツに説得なんて」



 ヴァンが不満をありありと顔に出して言うも、
「ヴァン、おまえの説得は雑なんだ。ここはエートにまかせてみないか?」
とマオになだめられている。



「……ちっ、マオが言うならしょうがねー。
ただし、これでしくじったら、コイツはもう失格だからな」
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