【完結】お試しダンジョンの管理人 ~イケメンたちとお仕事がんばってます!~
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着いた場所は、ボロいけどそれなりに大きな建物だった。
ドアをノックすると、「開いている」という若い男の人の声。
ドアを開けると、そこは応接室のようだった。広いスペースに、大きな机。ソファもある。
「失礼いたします」
静かにドアを閉めた後、一礼し、辺りを目だけで見回す。
フロアは吹き抜けになっていて、二階に部屋が並んでいるのが見えた。
部屋の両脇から上がれるように、大きな階段があって、二階へ続いている。
大きな机をはさんでイスに座っていたのは、銀髪に銀の瞳の男の人だった。
うわ、カッコイイ。すらっとしてて、背も高そう。