【完結】お試しダンジョンの管理人 ~イケメンたちとお仕事がんばってます!~

***

 着いた場所は、ボロいけどそれなりに大きな建物だった。

 ドアをノックすると、「開いている」という若い男の人の声。

 ドアを開けると、そこは応接室のようだった。広いスペースに、大きな机。ソファもある。



「失礼いたします」



 静かにドアを閉めた後、一礼し、辺りを目だけで見回す。

 フロアは吹き抜けになっていて、二階に部屋が並んでいるのが見えた。

 部屋の両脇から上がれるように、大きな階段があって、二階へ続いている。

 大きな机をはさんでイスに座っていたのは、銀髪に銀の瞳の男の人だった。

 うわ、カッコイイ。すらっとしてて、背も高そう。
< 4 / 303 >

この作品をシェア

pagetop