【完結】お試しダンジョンの管理人 ~イケメンたちとお仕事がんばってます!~
「魔物使いとしてのレベルを上げるにはどうすればいいの?」
「そうだな、それこそこ管理人の仕事がぴったりだと思うぞ。
モンスターの世話に、苦情処理……。
ムドーを仲間にした時みたいに、話術の勉強もするといい。
経験値がたまっていく」
ふむふむ、そうなのね。マオの言葉をしっかりと頭に刻み込む。
「ひとまず、少し休むといい。部屋に案内しよう」
マオに連れられて、一階の奥へと進む。
窓の外を見ると、もう夕方になっていた。
今日は不思議なことがありすぎて、もうヘトヘトだよ……。
「ここだ。食事の時間になったら、呼びに来る」
「ありがとう、マオ」
こじんまりしてるけど、ふかふかのベッドに、机とイスのセットがある。
ダンジョンみたいな部屋だったらどうしようかと思っていたけど、ごくごくフツーの部屋で安心。