【完結】お試しダンジョンの管理人 ~イケメンたちとお仕事がんばってます!~
 
 わたしがほっとしてると、ヴァンさんはわたしに向かってガンを飛ばしてきた。



「マオ、だれだ、こいつ?」



 うわー、キレイな青い目。まつ毛ながーい。鼻たかーい。

 背はわたしより、頭ひとつ分高いくらいかな。

 この人は、わたしとそう年が変わらなそう。ちょっと年上くらい?

 ……じゃなくて、うう、美形なだけに怖いってば! 



「ああ、住み込み管理人希望者だ。……ちょうどいい。
きみ、面接の代わりに、ヴァンの手伝いをしてくれ。
それで管理人として合格か不合格か決めよう。
いわば、管理人になるためのテストだな」

「ええ!?」



 面接じゃなくて、テスト!?

 話が違うじゃん!



「あの、ヴァンさんのお手伝いって、何をすれば……」

「ヴァンでいい。コイツも、マオって呼べ」
< 7 / 303 >

この作品をシェア

pagetop