【完結】お試しダンジョンの管理人 ~イケメンたちとお仕事がんばってます!~
わたしがほっとしてると、ヴァンさんはわたしに向かってガンを飛ばしてきた。
「マオ、だれだ、こいつ?」
うわー、キレイな青い目。まつ毛ながーい。鼻たかーい。
背はわたしより、頭ひとつ分高いくらいかな。
この人は、わたしとそう年が変わらなそう。ちょっと年上くらい?
……じゃなくて、うう、美形なだけに怖いってば!
「ああ、住み込み管理人希望者だ。……ちょうどいい。
きみ、面接の代わりに、ヴァンの手伝いをしてくれ。
それで管理人として合格か不合格か決めよう。
いわば、管理人になるためのテストだな」
「ええ!?」
面接じゃなくて、テスト!?
話が違うじゃん!
「あの、ヴァンさんのお手伝いって、何をすれば……」
「ヴァンでいい。コイツも、マオって呼べ」