私を助けてくれたのは○○(な)不良でした
麗華「2人もこの学園に通っていました」

麗華「けど、問題だらけでした」

麗華「ろくに勉強もせず、成績表は1か2が当たり前、それに喧嘩ばかり」

麗華「喧嘩をしまくったせいでついた異名は」

麗華「『付属のひすい』」

その言葉で紅は驚いた。そして、麗華に聞いた。

紅「『付属のひすい』って確か翡翠君もそう呼ばれてた」

麗華「知ってたんですね」

紅「この間不良に絡まれた時に聞いたの」

麗華「今兄が自分の意思に反して不良をしているのは上2人の兄のとばっちりを受けた結果です」

麗華「喧嘩が強く『付属のひすい』と呼ばれていた上2人がいない」

麗華「けれどそれを知らない他の学校の人は来る」

麗華「そうなった時相手からして『付属のひすい』になるのは天月兄さん」

麗華「すると兄は不良に絡まれ出す」

麗華「喧嘩はしたくないけれど相手は自分をボコボコにするつもりでくる」

麗華「そうなると相手するしかない」

麗華「幸か不幸か兄はがたいがよく、おまけに身体能力が高い」

麗華「だから不良に勝てちゃったんです」

麗華「そうなるとさらに噂は広がっていって次から次へと挑んでくる」

麗華「そしてそれを返り討ちにする」

麗華「これが繰り返されたことで、不良が怖い不良『翡翠天月』ができたんです」
< 16 / 37 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop